MISSION 24 サスペンション改造


車検に出す前の点検で気が付いたフロントショックアブソーバのオイル漏れ。走行に支障はないし、不調も体感できなかったので見ない振り。内緒ですがキレイに拭いたら車検に通ってしまいました。(笑)

しかし車に治癒能力はありません。あっという間に症状が悪化し、サスペンションは黒光り、タイヤハウスまでオイルでデロデロ。さすがに交換が必要です。


ショックアブソーバのオイル漏れ

ところでJA1トゥデイ用の社外品ショックアブソーバなんてあるのでしょうか?多分付くだろうと思われるJA2用のセット物ならありましたが、ウチのトゥデイが7台も買える値段で固定式。専用品はありませんでした。(FACTORY SUZUKI調べ)

仕方がないんで純正品を購入のためにディーラーへ。

店員 「お客さん、申し訳ない。右側欠品だわ。」
自分 「え〜っ!じゃあ何か代用できる車種のでいいよ。」
店員 「いや〜、調べたことないし、あっても立場上言えませんよ。」

「八方塞がり」という言葉はこういうときに使うのでしょうか? ヒストリックカーのオーナーはいつもこんな思いをしてるのかな? などと思いつつ某オヌマモーター掲示板に愚痴を書き込み。

すると、じぇねさんからJW1のフロントにJA2用のショックアブソーバを使っているとの書き込みが。しかもPP1ビートのリア用が付くかもしれないとの情報。


ショックアブソーバいろいろ(画像提供じぇねさん)

しかも画像までいただきました。左からBNR32フロントJIC製(何故?)、JA2フロント純正、PP1リア純正、PP1フロント純正、PP1フロントGAB製。

JA1のフロントにPP1のフロントを流用する話はよく聞きますが、画像でも分かるようにかなり下がります。しかもPP1はフロントが軽いミッドシップ。FFのトゥデイに流用するならエンジンの荷重を支えているリア側でしょう。

で、JA2=JA1と仮定するとJA1のフロントにPP1のリアを装着した場合、同じスプリングなら1cmくらい下がりそう。しかし本体が若干長いので底付きが心配...。

それと問題は組み合わせるスプリング。JA1のフロントサスペンションは、ステアリングを切るとショックアブソーバ本体が回転する構造なので、アッパーサポートにベアリングが入っています。このベアリング、スプリングの反力で押し付けられているため、遊ぶスプリングを付けられません。

ターゲットは自由長が27cm以上で車高の下がるスプリング。そんなのあるの?
なんと手持ちでありました。車検用に購入しておいたcustom_sus製JW2用ダウンスプリング。フロントが自由長27cmでバネレート2.8kg/mm、リアが自由長27.5cmでバネレート2.0kg/mm。ダウン量が30〜35mmというスペックです。ネットで消費税・送料込みの一台分¥9,500。


custom_sus製JW2用ダウンスプリング

さてスプリングの問題はクリアです。ショックアブソーバは本当にPP1リア用が付くのでしょうか?
いくら考えてもどーにもなりません。ためしにカヤバ製NEW SR SPECIALのPP1リア用の価格をショップに問い合わせると、税込み2本で¥26,100の回答が。

JA1フロントの旧価格が税別で1本¥13,800(高っ!)。何とかなるだろってことでカヤバ製PP1リア用を発注決定です。


上がカヤバ製NEW SR SPECIAL PP1リア用、下がJA1フロント純正

で、スプリングを組んだ状態。遊ぶか遊ばないかギリギリのナイスな状態。


いい感じです。

しかし、問題発生です。全長が長くなったのでアップライトに入りません。スタビを外してもこの状態。


入らん!

考えた挙句、スプリングを縮めて荷造り用の紐で縛りました。これでロッドを縮めた状態で取り付け、取り付け後に紐を切るという作戦。


縛ってみました。

で、もうひとつの問題。ブレーキホースの取付金具のズレはスペーサを入れて解決。


ブレーキホース取付金具のズレ

そして完成。世界初?(そんなことないか) JA1フロントにPP1リアを流用した足回りです。


JA1フロントにPP1リア用を流用

ところが大問題発生! アブソーバの全長が伸びたせいで、ジャッキアップした状態だとタイヤハウス内のブレーキホース取り付け金具とスプリングのロアシートが干渉します。走行中は問題ないと思われますが、タイヤ交換時に注意が必要です。そのうちなんとかしないと...。


干渉!

で、ついでにブッシュの変形したフロントスタビライザーリンクを交換します。


串ダンゴのような純正スタビリンク

セイコウシャ製の「トゥディ スタビリンク 串ダンゴをピロスタビリンク化するキット」という商品。ネットで消費税・送料込みで¥3,255。


セイコウシャ製ピロボール式スタビリンク

そして次は抜けてスカスカになったリアショックアブソーバの交換です。リアは旧ミニ用がポン付けらしく簡単に済みそう。で、フロントがカヤバ製なので、リアもカヤバ製(車種が違うのであまり意味はありませんが...。)のGas-a-justを発注。ネットで消費税・送料・代引き手数料込みで¥11,400。

ところが届いた製品を見てビックリ! 長さはイケそうですが、形状がまったく違います。


上がJA1リア純正、下がカヤバ製の旧ミニ用Gas-a-just

いろいろと調べたら原因が判明。下の画像が旧ミニ用なんですが、左側がリア用で右側がフロント用。右側がリア用と思い込んだ管理人の発注ミスでした。でも国産車的には右側がリア用ですよね? 恐るべし欧州車。でも左側のショックアブソーバに付いたブッシュに気が付けば発注時に問い合わせたかも...。残念っ!


旧ミニ用ショックアブソーバ

気を取り直して解決策を検討です。トゥデイリアショックアブソーバの取付部は横からボルトで固定。さて困った。


リアショックアブソーバの取付部

とりあえず穴だな。ってことで取付部中央を室内方向にドリルで貫通します。(いいのか?)


付かなきゃ加工

ショックアブソーバのケースが取付部に干渉するのでシャフトにスペーサを入れます。(いいのか?) 気休めですが、逃げがなくなるのでアルミ製のやわらかいスペーサです。


スペーサ挿入

付け根の穴が9.5φなのでドリルで10φに広げます。欧州車ってM9のボルトを使うってこと?


穴を広げます。(熱で塗装が剥げました)

はい付きました。旧ミニのリア用をJA1のリアに流用したのは世界初でしょう。FACTORY SUZUKIに「専用品」という言葉は存在しません。(笑)


旧ミニのリアをJA1のリアに流用

室内側はこの位置に貫通します。リアシートバックの付け根で荷室側。ついにサスペンション取付位置変更という大技に踏み切ってしまいました。ブッシュで応力を逃がしたいところですが、室内側に突き出たシャフトの長さが足りません。そのうち何とかしましょう。


室内側

フロントの車高(タイヤハウスに指3本)に合わせて、リアのスプリングを2巻きカットして完成です。程よい感じの大人のシャコタン。(笑)
インプレッション? 硬すぎず柔らかすぎず、でもシャキッとしてていい感じですよ。


完成

そうそう、忘れてました。レース用タイヤは「魂をグリップするタイヤ」ADVAN AD07を奢りました。12インチのSタイヤから13インチのハイグリップラジアルへ変更です。足回りを一新したので、コーナーはサスペンションで曲がって、大きいタイヤで最高速重視です。ヘアピンの立ち上がりでもたつかなければいいんですけどね。


SPARCO NS�U 5J-13 + ADVAN AD07 165/60R13

2005.11.28追記

リアハッチから「ギシギシ」と異音が出始めたので、ショックアブソーバ取付け部をブッシュで挟むことにしました。シャフトの突き出しが足りないのでダストカバーをサンダーで切断。


切っちゃいました

いいのか?どーせ車検に通らないんだし2年持てばオッケーでしょう。


こんな感じ

異音は止まりました。どっかに負荷がかかってたんでしょうね。隣に見えるのは追加した補強バー。L200Sミラの純正タワーバーです。(笑)


室内側

12月2日(金)なぜかウチの会社は休日です。筑波の練習走行を2本予約しました。12インチと13インチのタイム比較を行う予定です。乞うご期待!



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