MISSION 7 車高を下げろ!


レースカーで一番大事なこと。それは低い車高です。(笑)

でもJA1のスプリングをラインナップしているメーカなんてほとんどないし...。大手だとケージーエムかトヨシマくらい。噂ではどちらも3cmくらいのダウン量とか。

フロントのフェンダーなんて、ゲンコツを縦に入れてもまだスペースが残ってる。こいつを3cm程度のダウンじゃ落としたことにもすら気付かないかも。

下の画像の状態で地面からフェンダーアーチまでの高さを測ってみました。

フロント: 590mm
リア: 585mm


信じられないスキマの量です!

で、流用技にチャレンジです。フロントは旧ライフ(JB1)、リアは新ライフ(JA4)が使えるらしい。あくまで噂(解説�@)です。

早速発注ですが、いい感じのバネレート(解説�A)で即納を条件とすると、選択できるのはタナベだけ。品名とバネレートは、こんな感じ。

フロント: SUSTEC GF210 2.7kg/mm
リア: SUSTEC DF210 1.8kg/mm

翌々日に納品されました。

■フロントスプリング

まずはトーを測定してから足回りを分解します。


足回りの分解

構成部品が多いので、頭悪いと覚えていられません。外した順番に並べます。


フロントのアッパーマウント部

スプリングが外れました。純正品と比較すると「形状が違うぞ?」 純正品は上部の径が絞り込まれてます。いやな予感...。数値は実測値(解説�B)です。

  自由長 下部直径 上部直径
(上)純正 305mm 94mm 80mm
(下)GF210 250mm 92mm 92mm


フロントスプリング

ハイ。入りませんでした。(涙)


アッパーサポートよりスプリングの方がデカイ!

アッパーサポートをムリヤリ広げました。


ギリギリです。

なんとか組み込みましたが、この状態だと15mmしか下がりません。しかもボディを上下に揺さぶった感じでは、結構フニャフニャ。


完成!

結局、もっと下げるためにカットに踏み切りました。通常(?)はバネレートが変わらないように、巻きが密になっている方をカット(解説�C)内容

しますが、バネレートを上げたかったので粗い方を1巻きカットして上下逆に組みました。外れそうなヤバイ感じがありますが、遊びはありません。これで40mmダウンです。

■リアスプリング

こっちはまったく違うし...。取付け断念です。

  自由長 下部直径 上部直径
(上)純正 270mm 102mm 108mm
(下)GF210 285mm 72mm 90mm


リアは下部の径が絞り込まれています。

噂はガセでしたが、実測値から判断すると、JA4のリアスプリングは上下を逆にしてJA1のフロントへ入るかもしれません。もう組み直す気ないけど。

で、ガレージを見回したらロードスターの純正スプリングが転がってる。ダメモトで計測。「近い、近いぞっ!」 光明が見えてきたかもしんない..。

  自由長 下部直径 上部直径
(上)純正 270mm 102mm 108mm
(下)RSリア 285mm 100mm 100mm


おおっ!

ロードスターのリアスプリングは、レートが1.7kg/mm。いい具合のレートですが、フロントの失敗で街乗りのことなんて頭から飛んでます。「やっぱレース用のFFはリアが硬くないと(解説�D)。」

車高ダウンとレートアップを考慮して、勘で2巻き半カット! これで25mmダウンです。バンプラバーが当たると思われますが、遊びがあるし外れたらヤバイんで、カットはしません。跳ねるかどうか、しばらく様子見です。


完成!

一晩置いたら更に5mm下がってました。最終的にフロント−45mm、リア−30mmに落ち着きました。不思議とトー変化なしです。

  フロント: 545mm
  リア: 555mm


もう少し下げたい


ダウン前


ダウン後

アルミナットはロードスターから移植。それにしても45ミリも下げたのに、こんなに隙間が残ってるトゥデイって何?

■インプレッション

サイドウォールが潰れるような感じのアンダーステアがなくなって、フロントの入りがかなりよくなってます。レートはリアの方が硬い感じ。跳ねはありません。乗り心地は悪化してますが、気にならない範囲。大き目の段差でフロントが底付きしますので、バンプラバーを付けなきゃダメかも。

とんでもないマチガイ!!!(2003.8.26追加)

ライフの車両型式を勘違いしていました。旧ライフがJA4で新ライフがJB1でした。昨日、中古パーツ屋にあったJA4ライフ用フロントスプリングの径を測ったら、JA1トゥデイのフロントとほとんど同じ。これじゃあ合う訳がありません。大失敗です。(涙)

ちなみにJB1用リアスプリングは確認できませんでした。

■バンプラバー装着(2003.8.26追加)

バンプラバーを買ってきました。JA1のフロントショックのロッド径は18mm。カーショップにそのサイズがなかったので、12.5mm用を購入。ムリヤリ突っ込みました。


ロッド径12.5mm用のバンプラバー

足回りを分解したのは、これで3度目。って1日1回じゃん! ものすごく遠回りをしている感じです。(笑)

■リヤスプリングのアッパーシート交換(2003.8.28追加)

通勤に使って2日目。リアの車高はさらに5mmダウン。どこまで下がるんでしょう? しかも慣れてくると、フロントの動きに対してリアが若干遅れるような違和感と、うねりのある道を飛ばすと妙なピッチングを感じます。

バンプラバーのせいかと思いリアサスペンションをチェックすると、アッパー部のゴムリングがズレてるし。

このシートって厚さが1cmくらいあるんです。取っちゃいました。代わりに汎用のプロテクターを装着。


左のリングがアッパー部のゴムリング


改良? 改悪?

現在の車高は前後とも−45mmダウン。車高の前後バランスは落とす前と同じになりました。

  フロント: 545mm
  リア: 540mm

ピッチングは消えましたが、跳ねと異音が出るようになりました。でもコーナリングは「ピシッ」っとしててイイ感じ。

多少のピッチングとヨレを我慢して乗り心地を優先するか、跳ねと異音を我慢してコーナリングを優先するか、もちろん後者ですね!

バンプラバーが潰れきるまでの縮み側ストロークは5cmです。

[解説�@:あくまで噂]
結局、合いませんでした。以下は失敗談です。(笑) 真似しないほうがいいですよ!


[解説�A:いい感じのバネレート]
純正スプリングのレートも分からないんで勘ですが、前軸重420kg+後軸重240kgなので、フロント3kg/mm+リア1.7kg/mmくらい? あくまで勘です。(笑)


[解説�B:数値は実測値]
純正スプリングのデータは、43,000km走行したスプリングの実測値です。


[解説�C:巻きが密になっている方をカット]
密になってる方は車重がかかると先に潰れます。潰れてる部分をカットしても乗り心地は同じってこと。粗い方をカットするとバネレートが上がります。レート3kg/mmのスプリングは1mm縮むのに3kgの荷重が必要です。粗い方をカットしたら3kgじゃ1mm縮みませんよね。「もっと荷重が必要」=「レートアップ」です。


[解説�D:レース用のFFはリアが硬くないと]
FF車は基本的にアンダーステア。コーナーでは向きが変わるまでアクセルを踏めません。リアサスを硬めて動きを規制し、タイヤの空気圧を上げれば仕事しなくなります。オーバーステア方向のセッティングですね。一例ですが。




トップページ 目  次 前のページ 次のページ