前回の練習でご臨終となったフロントブレーキピストンのダストブーツ。補修部品発注のためにディーラーへ行ったら、ダストブーツは単品では出ないことが判明しました。
「シール&ブーツセット、フロント」というリペアセットで、ピストンシール、ガイドピンブーツ、グリース、そしてまったく必要のないブリーダーキャップの一式。まあ、左右のセットで2,793円(税込み)なので文句も言わずに発注。それにガスケット4枚で336円(税込み)です。
リペアセット+ガスケット
ダストブーツだけ交換するのも何なので、セットの部品全部を交換することに決定です。
ブレーキトラブルは大変危険です。自信がない人は絶対にやらないこと。 |
キャリパーを外したらブレーキラインを外し、ブレーキフルードが流れ出さないようにボルトナットで漏れ防止。でも多少の漏れはありますので、ここからは時間との勝負。
キャリパーとブレーキラインの分離
さて患者さんを手術台の上に乗せ、手術開始です。
患者
エアーでピストンを押し出すと患部がよーく見えます。穴あいてるし、ひび割れでボロボロ。
患部
外したブレーキピストンは、ダストブーツの状態が酷かった割には、さほど汚れていませんでした。街乗りには使ってないからでしょうね。
外したブレーキピストン
清掃したらこの通り。多少の傷はありますが、触診の結果は合格。早めのメンテナンスが大事ですよ。
清掃したブレーキピストン
シリンダー側にも傷がありますが、こちらも触診の結果は合格。よーく清掃してピストンシールとダストブーツを嵌め込みます。
シリンダー側
ピストンシールとダストブーツの嵌め込みは簡単です。ここにブレーキピストンを入れるのがとっても大変。何度やってもコツが分かりません。
シールとブーツの取付け
途中で何度も投げ出しそうになりながらもナントカ挿入完了。最近は色々と便利なツールが発売されていますが、ここに関しては無いんですよねぇ。
ピストン挿入
やっと完成。ついでにブレーキパッドとシムも新品にしてみました。ヒートクラックが目立ち始めたディスクローターも新品にしたいところですが、ジャダーも無いので今回は見送り。
完成
液漏れ確認のため試乗してみると、タッチが格段に良くなっています。車両購入後一年半しか経っていませんが、酷使している車両のメンテナンスの重要性を再認識。
次の練習は11月1日の合同練習会。タイヤとブレーキパッドが新品なので1本目は慣らし走行です。ユックリと流してると思いますので邪魔だったら抜いてください。
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