STEP 17 練習5回目 〜来シーズンに向けて〜

Release Date: 2006/10/14

■2006 ロードスターパーティレース開幕戦

開幕戦はビギナー主体のクラブマンクラスで出走、棚ボタ大王の降臨で優勝してしまいました。勝因は予選でフロントローを獲得できたことがすべてです。シェークダウンが本番一ヶ月前だったにもかかわらず、その間に160周も走り込めたことがアドバンテージにつながったんだと思います。

ところでロードスターパーティレースは、クラブマンクラスで3位までに入ると、その年度は次戦以降クラブマンクラスでの出走が認められず、エキスパート主体のエンブレムクラスへ強制的にステップアップとなります。

2006年は開幕戦が9月ということもあり、第2戦が最終戦。しかもエンブレムクラスは2名以上のドライバーによる1時間の耐久レースとして開催です。自分がやりたいのはスプリントレース。よって今シーズンのレース活動は終了です。


戦利品


■2006.10.14

まだ秋口だというのにオフシーズン突入となってしまいましたが、ここで優勝の余韻に浸りマッタリしてしまっては、最終戦へ向けて走り込みを続けているライバル達と差が開いてしまいます。早くも来シーズンに向けて「練習バカ」始動です。(笑)

開幕戦では1'10.648をマークして予選2位でしたが、ポールの8号車さんは1'10.278。およそ0.4秒もの大差をつけられてしまいました。あれから一ヶ月が経過し、気候も涼しくなってきましたので、最低でもポールタイムを塗り替えられないようではマズイでしょう。

車両はエンジンオイルの交換とブレーキのエア抜きを行ったこと以外、開幕戦のときのまんまです。

走行距離: 7,600km (累計179周)
エンジンオイル: Red Line 5W-30 (新品)
ミッションオイル: Red Line MT-90 (75W-90) (累計18周)
デフオイル: Castrol 5116 (90S) (累計18周)
ブレーキフルード: WAKO'S DOT4 (エア抜きのみ)
ブレーキパッドF: マツダスピードA (累計18周)
ブレーキパッドR: マツダスピード@ (累計74周)
タイヤL: @R105周→L74周 (累計179周)
タイヤR: @L105周→R74周 (累計179周)

■1本しか予約できず (12:30〜13:00)


[コンディション]
天候: 曇り時々晴れ
気温: 20.5℃
路面温度: 31.6℃

過去の走行を振り返ってみると、ベストタイムを更新しているのは高目の空気圧でアタックした最初の2〜3周目。ではこのときってタイヤの空気圧はどの程度上昇しているのでしょうか? 練習枠の最初の2周を全開でアタックし、ピットインして空気圧を測定してみます。

練習枠が1本しか確保できなかったわけです。パドックは満員御礼。クリアラップは取れそうもないので、ペースが上がらないことを予想し、前回の予選より0.1kg/cm2高めでコースイン。


走行開始直後

思った通り走行開始直後のコース上は渋滞中。1周目は12秒後半、2周目は14秒後半。なるべくタイヤに負担がかかるようにこじるような走り方をしてピットイン。


ピットインして空気圧測定

ピットに停車して急いで測定するとフロントが0.3kg/cm2、リアなんて0.2kg/cm2しか上昇していません。本来のペースじゃなかったとはいえ、「これだけ?」って感じです。


ピットアウト

[走行データ]
周回数: 17
ベストタイム: 1'10.156(5周目) 空気圧を測定し、ピットアウトした後の2周目
油温: 120℃
水温: 90℃

空気圧
(kg/cm2
冷間
(走行前)
温間
(走行後)
FL 2.1 2.9
FR 2.2 2.8
RL 2.2 2.7
RR 2.2 2.6

走行後の空気圧はいつものように上昇しています。ベストタイムの出たタイミングは再走行後の2周目です。ピットイン時に測定した空気圧があまり上昇していなかったのは、ペースが遅かったからじゃなくRE-01Rの温まり方が遅いだけかもしれません。サイドウォール硬いし。


とりあえずベストタイム更新

サーキット走行時におけるRE-01Rのメーカー推奨空気圧は温間で2.4kg/cm2です。NB時代も含め、この数値じゃタイムが出ないのでもう少し高めに設定してました。

当然ですね。温間として測定していたのは練習枠を30分めいっぱい走行したあとの状態です。温まり方が遅いとしたら、走行開始直後に推奨値に達するように、走行終了後の数値を高めにしないとダメなのは当然。内圧上昇の過程で2.4kg/cm2付近のときにベストタイムが出ているのではないでしょうか?

10分間の予選でタイムを出そうとしたら…。前半の一発限定となりますが「高目」でしょう。ただし、当日の気温、路面温度、運転の仕方で温まり方が違いますので日頃のデータ採りが大事ですね。

【注】偉そうに語ってしまいましたが素人の考察です。正解という保証はありません。(笑)

そうそう、8号車さんのポールタイムはかろうじて上回ることができました。でもほんのちょびっと。アライメントを調整した直後からリアの空気圧の上昇が左右同じでしたが、10秒前半に入るほど攻めると以前のように左リアの方が上昇します。

やっと本格的に車両に慣れてきたみたい。まだまだ修行は続きます。



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