まずは車両の基本特性を把握したかったので、ロールケージ等の安全装備、指定タイヤのRE-01R、認定マフラーを付けただけの状態で走行してみました。足回りは未調整、車高も買ってきたまんま(Cリングは一番上)です。
走行距離: | 4,500km |
エンジンオイル: | TRUST FW (5W-30) |
ミッションオイル: | Red Line 75W-90 |
デフオイル: | Castrol 5116 (90S) |
ブレーキフルード: | 純正 DOT3 |
エンジンオイルは昨年(2005年)のパーティレースでNBに使っていたTRUST FW(5W-30)に交換。ベストタイムを更新したときは必ずこのオイル。お気に入りで大量ストックしておいたのですが、現在は廃盤で最後の1缶。シェークダウンに使っちゃいます。
TRUST FW 5W-30 (廃盤)
ミッションオイルは100%化学合成で実売価格が一番安いという理由で選んだRed Line 75W-90。粘度がそのまま商品名になっているようです。
Red Line 75W-90
デフオイルはNAロードスターの機械式LSD用に大量ストックしているCastrol 5116。シングルグレードで90番の旧製品です。古いBPロゴの旧製品にはレーシングマシンにも使えますと書いてあったんですが、BPロゴが新しくなってモデルチェンジした5116はマルチグレードの85W-90でストリート用になってしまいました。残念。
Castrol 5116 (画像のGL6 90Sは廃盤。現在はGL5 85W-90)
天候: | 曇り |
気温: | 31.9℃ |
路面温度: | 44℃ |
蒸し暑いです。過去のデータからこの条件に一番近かった練習日は2004年9月18日。この日にマークしたNB6のベストタイムは1'15.483。当時の走行距離は3,400km、NB6を購入して2度目の練習でした。
気温
果たしてNCはシェークダウンでこのタイムを超えられるのでしょうか? 難しい車だったらどうしよう…。期待と不安交じりでコースイン。
1周目は早めのブレーキングでコーナーに進入し、立ち上がりは全開にする「超スローインほぼファーストアウト」。まずは車両に慣れるための様子見ですが、NB6と同じ感覚でイケそうです。タイムは1'16.333。
調子に乗って2周目からは軽くアタックモード。NB6と比較するとブレーキングポイントがほんの少し手前、シフトアップポイントがほんの少し奥ですが、各ギアの守備範囲は同じ。峠で感じたコーナリングスピードの高さはあまり感じられませんが、立ち上がりのトラクションの良さとストレートスピードの伸びが抜群。最終コーナーの進入ではスピードが乗っているので、しっかりとしたブレーキングが必要です。
シェークダウン
2周目にマークしたタイムは1'12.720でNB6のタイムをあっさりと更新。3周目が1'12.586。でもパッケージングの良さでマークしたタイムじゃなくて単にエンジンパワーでマークしたタイムって感じです。
そこからあとは5%くらいのマージンを残して13〜14秒台で走行。NB6だと頑張らないと出ないタイムですがNCだと余裕です。ブレーキを詰めたり、コーナーの進入を変えたり、立ち上がりでのアクセルオンのタイミングを変えたりと車両の挙動を確かめます。が、このペースだと完全にニュートラルステア。怪しい挙動は何も起きませんでした。
シェークダウンは無事終了
周回数: | 19 |
ベストタイム: | 1'12.586(3周目) |
油温: | − |
水温: | − |
空気圧 (kg/cm2) |
冷間 (走行前) |
温間 (走行後) |
FL | 2.1 | 2.8 |
FR | 2.1 | 2.7 |
RL | 2.1 | 2.7 |
RR | 2.1 | 2.6 |
天候: | 晴れ |
気温: | 32℃ |
路面温度: | 32℃ |
本気でイカないと何もつかめないようなので最初から全開です。しかし本気アタックを2周続けた後はものすごい混雑で14〜16秒台。しまいには赤旗中断です。結局、本気アタックは最初の2周と最後の1周しかできませんでした。3周とも12秒後半。
大渋滞
周回数: | 16 |
ベストタイム: | 1'12.656(1周目) |
油温: | − |
水温: | − |
空気圧 (kg/cm2) |
温間 [*] (走行前) |
冷間 (翌日) |
FL | 2.5 | 1.9 |
FR | 2.5 | 2.0 |
RL | 2.5 | 2.0 |
RR | 2.5 | 2.1 |
[*]1本目走行直後に調整 |
個人的な問題かと思われますが、バックストレートエンドからのブレーキ踏力の加減が難しく狙ったスピードで最終コーナーに進入できません。スピードコントロールが決まってタイヤが軽く鳴いた状態でコーナリングできてもクリップからアクセルを開けて行くとフロントタイヤが流れ出してコースが足りなくなります。最終コーナーは姿勢作りが難しそう。
ちょっと危ないと思ったのは2つのヘアピンの立ち上がり。カントが変わる部分でトラクションが抜けて急激なオーバーステアが発生します。強大なトラクションで立ち上がれるんですが、リアサスペンションが横方向の路面変化に追従できないみたいです。
マツダのテストドライバーが時間をかけて煮詰めた足回りにポンッと乗った素人がダメ出しして申し訳ありませんが、正直な感想ですので…。
そしてこの日のベストタイムは1本目の3周目にマークした1'12.586でした。ノーマル車高でノーセッティングの割にはいいタイムかと思いますが、そのあとの本気アタックで最初のタイムを更新できなかったことは大問題。ここから先がとっても難しそうです。
せっかく取り付けた油温計と水温計は見忘れました。実は気持ちに余裕がなかったみたいです。(笑)
手こずってます
開幕まで時間がないので明日も練習です。
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