STEP 4 油温計取付け 〜やっつけ仕事〜

Release Date: 2006/05/02

冷却対策をしていないNA&NBのB6エンジンは、通常走行の油温が90℃付近、サーキット走行では簡単に130℃をオーバーします。エンジンオイルは一般的に120℃を超えると急激に劣化すると言われていますので、B6エンジンの場合は、サーキット走行ごとに交換をした方が安全です。果たしてNCのLFエンジンはどうなんでしょう?オイル交換ついでに油温計を取り付けます。

NCのディーラーオプションには、水温・油温・油圧の3連メーターユニットがありますが、ちょっと手が出ないので(取り付けに必要なものが全部セットで10万円)手持のメーターとセンサーアタッチメントを使うことに。

NCのメーター照明はオレンジ色。NBから外したJURANの油温計は照明が緑色なので却下。引っ張り出したのはかつてスズキKeiのカップカーに使用していたトラストの温度計(油温・水温どちらでも可)とNBから外したセンサーアタッチメント。

まずはエンジンオイルを抜いてオイルフィルターの取付け部を確認。アンダーカバーを外さないと交換は無理っぽい。


アンダーカバー

アンダーカバーを外すとオイルフィルターが現れます。


アンダーカバーを外した状態

早速問題発生です。純正オイルフィルターが大きすぎてアタッチメントを取り付けるスペースがありません。B6とはセンターボルトのネジピッチも違います。ネジピッチの違いはセンサーアタッチメントに付属のボルトを交換すればOKですが、オイルフィルターは短い社外品を探すしかありません。

PIAAのNC用が純正品より若干短く寸法的にバッチリでした。ところでこの純正オイルフィルターですが、パッキンの断面が平型。しかも強大なトルクで締まってました。悪戦苦闘の痕跡が分かりますでしょうか?


左側が社外品のPIAA、右側が純正のFoMoCo

エンジンオイルは在庫処分で2,990円(定価8,400円)だったスピードマスターのRECORD。NCのエンジンオイルはオイルフィルター交換時で4.3リッター。4リッター缶では足りません。ところがまるで自分のために用意してくれたように1リッターボトルまで処分価格。15W-50という硬い粘度にタメライましたが、慣らしにはエステルベースのオイルがいいと言う都市伝説と価格の魅力に負けて購入です。


SPEED MASTER RECORD 15W-50

温度センサーを取付けたセンサーアタッチメントをエンジンへ取り付けます。


センサーアタッチメント

センサーアタッチメントへオイルフィルターを取り付けます。純正品がものすごいトルクで締め付けられていたことは何か理由があるのでしょうか? 不安なので緩み防止としてステンレスバンドとスプリングを装着。


オイルフィルターに緩み止め

次はメーター本体です。ダッシュボードに取り付けたいところですが、助手席エアバッグはどこから飛び出すのでしょう? 早速ディーラーへ問い合わせ。「ダッシュボードが外れて飛び出します。」 そんな訳ねーだろ…。再確認をお願いし作業開始。

とりあえずディーラーの言うことを信じて、取付け場所はメーターフードに決定。メーターフードは引っ張ったら外れました。油温計の配線はメーターユニットの下側を通します。一気にバラバラ。MDプレーヤーは未だに両面テープ止め。(笑)


油温計の配線

エンジンオイルを注入し、エンジンスタート。予めオイルフィルターにもオイルを充填しておいたんですが、それでも始動初期の吸い上げが鈍いです。LFエンジンに15Wはやめた方が無難かも。


完成

すべての作業が終了したころディーラーから電話。「すみません。助手席前方のダッシュボードに薄い部分があって、そこを突き破って出てくるそうです。」 今度はホントっぽいけどどうなんでしょう? 試す気はありません。(笑)

次の2,000kmまでは上限を4,000回転にアップです。

価格に関する記述はリリース当時の内容です。現在とは異なる場合がありますのでご注意ください。



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