第4戦のエンブレムクラスは、48周の耐久レースです。このレース、スタートの方法が「変則ル・マン方式」。その手順はこんな↓感じ。
- フォーメーションラップは行わず、ピット側コンクリートウォールに車両を斜めに並べる。
- 3分前のボード表示で、スタートドライバーは車両の運転席で待機。同時にスタートランナー(スタートドライバー以外のドライバーまたはピットクルー)がコース上のグランドスタンド側に待機。
- 1分前のボード表示で、ドライバーは窓から片手を出す。
- コントロールポスト上のスターターがスタート旗を振り下ろしたらスタートランナーがダッシュ。スタートランナーは、自分のチームの車両に駆け寄ってドライバーにハンドタッチ。ドライバーはタッチされた手でエンジンを始動しレーススタート。
簡単に言うとコースの反対側から駆け足でダッシュしてきた人がドライバーにタッチしたらスタートってこと。
ウチのチームのスタートランナーは監督を務めるおぬまさんに決定です。で、普通に走っても面白くないので、100円ショップでスタートランナー用の特殊ヘルメットを購入。(笑)
スタートランナー用のヘルメット
レース前日のメンテナンスがエンジンオイル交換と洗車・WAXで済むように前もってギアオイルを交換です。ミッションオイルは第3戦の賞品であるカストロールのピュアレーシング(75W-90)。
第3戦の賞品
現状で使用しているミッションオイルは、レッドラインのミッション専用オイルMT-90(75W-90)。これをマメに換えてます。
1回目3,404km、2回目7,000km、3回目9,554km、4回目10,586km、このあたりまでは廃油の汚れも少なく、シフトフィーリングも良好だったのですが、5回目12,090kmの交換時には真っ黒な墨汁状態。このあたりからシフトフィーリングの滑らかさがやや薄れ、1速から抜くときに若干(100回に1回くらい)のギア鳴きが発生するようになりました。これ以降は不安に駆られて1,000kmごとに交換。
6回目12,891kmの時は真っ黒+鉄粉が山盛り、そして今回が7回目13,868km。
「なんか出てきた…。」
ギアの欠片
どー見てもギアの一部です。しかも2センチくらいの大きさ。(涙)
ここまでギア鳴きを伴うようなシフトミスは一度もやっていませんし、ミッションオイル交換は普通の人がエンジンオイルを交換するような頻度です。製造上の品質不良か金属疲労としか考えられません。
以前にも紹介しましたが、12,000kmあたりからのミッションオイルはこんな感じ。約1,000kmで真っ黒です。
抜いたミッションオイル
ちなみにデフオイルはワコーズのRG5120LSD(80W-120)。若干の変色はありますが、透き通ってます。前回の交換は12,090km。これが普通ですよね?
デフオイル
マズイです。レース中、ミッショントラブルに見舞われる可能性が出てきました。レース本番まではあと6日。明日はディーラーの定休日。ASS'Yで新品交換、それも拝み倒して間に合うかどうかってところでしょう。
仮に新品へ交換できたとしても慣らしもなしで実戦投入となってしまいます。きっちりと慣らしをやってマメなオイル交換をしても壊れるようなミッションでイキナリ戦ったら2〜3戦目でトラブル必至でしょう。本番は不安を抱えたままでイケるところまでイクしかないようです。
今回のレースはクラブマンとエンブレムのダブルエントリー。スプリントと耐久の予選・決勝を戦うと最大で74周。ブレーキパッドは合同練習会で43周したエンドレスパッドを使用します。メーカー推奨の交換時期まで筑波200周の耐久性が確認できていますので、ブレーキ関係はエア抜きのみ。
エンジンオイルはレッドラインの5W-30。タイヤは合同練習会のときに下ろしたセットです。完全ドライでは20周程度しかできませんでしたので、ほぼ新品状態というのが微妙です。
走行距離: | 13,900km | (累計749周) |
エンジンオイル: | Red Line 5W-30 | (新品) |
ミッションオイル: | Castrol Pure Racing 75W-90 | (新品) |
デフオイル: | WAKO'S RG5120LSD (80W-120) | (新品) |
ブレーキフルード: | WAKO'S DOT4 | (エア抜きのみ) |
ブレーキパッドF: | エンドレスB | (累計43周) |
ブレーキパッドR: | エンドレスA | (累計43周) |
タイヤL: | RE-01RB | (累計43周) |
タイヤR: | RE-01RA | (累計43周) |
メンテナンス中
で、最終調整がシートポジション。現在使用しているのはレカロのSP-Gにラストラーダ製のスーパーローポジションシートレールの組み合わせですが、このシートレールが超愚作。前方へのシートスライドが不足していて、身長164cmの自分の場合で一番前にしないとクラッチペダルが踏めません。しかもギリギリ。さらにシートを一番立てた状態じゃないと腕が伸びきってしまいます。
しかし身長175cmのねもとさんの場合、自分のポジションだとステアリングが近すぎるらしい。でもクラッチペダルは問題なし。身長175cmのドライバーが一番前のポジションで足元がジャストってどんなレールだよ!(怒)
で、シート前方を1段上げて背もたれを若干寝かせ気味に修正です。
通常のポジション
前方を一段上げたポジション
ステアリングから2cmくらい遠ざかりました。このポジションだとストレートアームになるし、ステアリングの上部と目線が重なって運転しずらいんですが、くらもちさんも自分より身長が高いし、私のタイムが落ちてもあとの二人が運転しやすいことが重要。まあガマンするしかないですね。
3名体制
直前になって、スタートランナーをお願いしていたおぬまさんが諸事情で来れなくなってしまいました。そしてレースの案内を読み返していると、レギュレーションには明記されてないんですが、スタートランナーはレーシングスーツじゃないとダメって書いてあるし…。
ドライバー3人の誰かが特殊ヘルメットを被らなければならないようです。(笑)
レース日の天候はまったく問題なし。気温も低そうだし、予選はレコード連発のタイム争いとなりそうです。問題は「なんか出てきた」ミッションの耐久性。この記事を書いてるのはレース後なので結果は分かってるんですけどね…。
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