Release Date: 2004/05/28
K&K Clubmans Meeting TS-550

17th Stage at NIKKO Circuit (2004.5.23)

第17回K&Kクラブマンズミーティングは、K&K初の日光サーキットで開催されました。我がProject One レーシングチームは、360cc軽耐久をパスして、TS-550のみのエントリー。

今回のTS-550はスプリントレース。ってことはドライバーは自分ひとり、相方おぬま氏にはサポートをお願いしました。


■天気予報は15:00から雨

週間予報では晴れだったのに、2日前の予報から曇りのち雨。最近の気象庁の週間予報って絶対に下駄投げて決めてるな。(怒)

9:30からの予選はドライで行けそうですが、15:20からの決勝は多分ウェット。まずは、パドックにおぬま氏持参のタープを設置して雨対策。

Project One レーシングチーム


■エントリーリスト

早や3回目となるTS-550。初回が6台、2回目が4台、そして今回が5台のエントリー。台数が少ないせいか前回と同様に他のクラスと混走です。今回は東日本クラブマンズレースとの混走。このクラスは4台のエントリーですが、R33-GTRやポルシェ911が出走。危ないってーの!

車番 型式 車 名 年式 チーム名
JW2 ホンダトゥデイ 1988 ワンハウス
JW1 ホンダトゥデイ 1987  
JW2 ホンダトゥデイ 1988 Fifty's
25 JA1 ホンダトゥデイ 1988 Project One レーシングチーム
77 L70V ダイハツミラ 1988 テケ・テケ・seven@

今回もライバルはワンハウスの1号車でしょう。TA5セルボからJW2トゥデイに乗り換えたFifty'sの7号車も不気味な存在です。


■予選(9:30〜9:45)

雨は上がっていますが、路面はセミウェット。レコードラインのみ乾いているという状況です。しかも初走行が予選という悪条件なので、最初の10分間はフルコースアタックを行いません。低速コーナーを捨てて、タイムに大きく影響すると思われる高速コーナーに的を絞って練習です。

低速コーナーの小技で0.2〜0.3秒を稼ぐより、気合一発の高速コーナーで1秒アップ。ストレートにつながる高速コーナーで、タイヤの舵角が少なくなるラインとストレートエンドのブレーキングポイントの見極めだけに徹します。

10分を経過したところで、タイヤのクールダウンとクリアラップ調整のため1周のスローラップ。そして残り時間でフルコースアタックです。

1コーナーを3速全開でクリア、2コーナーへ向けてステアリングを切った状態でブレーキングし2速へブチ込みます。リアの流れを利用してS字を直線的なラインで抜けたら3速へシフトアップ。

S字コーナー

続く右コーナーをアウト-アウト-アウトで抜けて、次のきつい右コーナーを早めにブレーキング。立ち上がり重視のラインでストレートへつなげ、ストレートエンドで4速にシフトアップ。

奥の右〜右の高速コーナーを4速踏みっぱで抜けて、もう1本のストレートエンドで限界ブレーキング。3速へシフトダウンしたら、間髪入れずに車を右コーナーへ放り込み、はみ出してもいいからアウト一杯まで全開。

最終のS字コーナーは、入口でクリップを奥目に取って軽くブレーキング。2速へシフトダウンしたらアクセルをバタつかせてアンダーを消し、直線的なラインでホームストレートへつなげます。

最終のS字入口

筑波で3速のギア比が合うように選んだ小径タイヤ(165/55-12)のせいで、日光では2速のギア比が低過ぎるようです。2速で抜けるコーナーは、立ち上がり手前でレブってしまうし、3速じゃ加速しないし。ポールは無理かなと思ったら...。


■予選結果

ぶっちぎりのポールポジションでした。まだ攻め切ってないぞ。(自慢)

順位 車番 型式 車 名 ベストタイム
25 JA1 ホンダトゥデイ 0'52.542
JW1 ホンダトゥデイ 0'56.491
JW2 ホンダトゥデイ 0'56.819
77 L70V ダイハツミラ 0'58.469
JW2 ホンダトゥデイ 0'58.807

あとは決勝まで5時間(!)。ヒマです。


■スターティンググリッド

ポールポジション

Project One トゥデイ


2番グリッド

じぇねさいど トゥデイ


3番グリッド

予選アタック中にタイミングベルトが切れて決勝リタイア。
ワンハウス トゥデイ

4番グリッド

テケ・テケ・seven@ ミラ


5番グリッド

Fifty's トゥデイ



■決勝15周(15:20〜)

14:00くらいから降り出した雨のおかげで路面はすかっりウェット。1コーナーを安全に抜けるため、フォーメーションラップでフルブレーキングを繰り返してタイヤを温めます。ホームストレートに戻ったところで最後の仕上げにフロントタイヤを思いっきり空転させます。そしてグリッド整列。

TS-550ではポールですが、前方には東日本クラブマンズの方々が並びますので、3列目イン側。

スターティンググリッド

レッドシグナル消灯!

前方の車両に追突するくらいのロケットスタート。本当に追突しちゃまずいのでイン側からかわします。3番手の車両に並びかけますが、さすがは普通車、あっという間に先行して1コーナーへ。

1〜2コーナーは普通車4台がダンゴでゴチャゴチャ。その中でポルシェがアンダーを出してる。こっちはタイヤのグリップ感バッチリ。「よし、いっちゃえ!」 2コーナーでポルシェのインをさして4番手へ。

「へっへっへ。ポルシェ抜いちゃったよ。きっとカリカリチューンの軽だと思ってるだろうな。ノーマルエンジン、ノーマルショックに他車流用のぶった切りバネ組んだだけのインチキ足回り。しかも車両本体価格2万円の通勤車って知ったら落ち込むだろうな。ウヒヒヒヒ。」 ヘルメットの中で顔が緩みっぱなし。

クラストップを独走する25号車(自慢)

スタート前に「ウェットだからユックリ流して完走するよ」なんて言ってた言葉はどっかに吹っ飛び、1周目からコースアウトぎりぎりの限界走行でポルシェを引き離しにかかります。きっとミニサーキットにギア比が合わないか、ウェットなんで大事に行ってるせいかと思われますが、勝ちは勝ち。(笑)

ダンゴの2位争い

バックミラーからポルシェを消し去ったあとは淡々と周回を重ね、最終ラップに550の2位争いの集団のうしろ0.3秒まで追い付きゴール! あと1周あったら全車周回遅れにできたな。(自慢)

ゴール!

なんとTS-550レース2連覇です。こんなにウマく行っていいんでしょうか?

順位 車番 型式 車 名 ベストタイム 周回数
25 JA1 ホンダトゥデイ 0'55.023 13
JW2 ホンダトゥデイ 0'59.034 12
77 L70V ダイハツミラ 0'58.502 12
JW1 ホンダトゥデイ 0'58.760 12
JW2 ホンダトゥデイ DNS

それにしてもK&K、今回もトロフィーじゃなく表彰状。ガレージにトロフィー並べたかったのに...。表彰状じゃウソくさいじゃん!(涙)

すっかり自慢レポートになってしまい申し訳ございません。そう毎回ウマく行くとも思えないんで我慢してくださいな。(笑)

次回9月5日のしのいサーキットも調子に乗ってエントリーです。



[K&Kクラブマンズミーティング(TS-550クラス)]
開催年度 2003年〜2008年?
レース車両 550ccの自然吸気エンジンを搭載した軽自動車
レース規定 K&K事務局発行のレギュレーションに準じた草レース
開催地 筑波サーキット・日光サーキット、ヒーローしのいサーキット
特記事項 2008年2月の大会以降は未開催。継続断念のアナウンスはありませんが自然消滅の模様。