前日に確認した村田町の天気予報は、0:00〜3:00だけが雨。前回の大失態をリカバーすべく、バリバリのドライセッティングで臨んだスポーツランドSUGO。着いてみりゃ雨やんでないし...。
当然、路面はフルウェット。(涙)
しかも参加受付から車検まで30分(!)しかないタイトなタイムスケジュール。(解説@)
[解説@:タイトなタイムスケジュール]
ゲートオープン | 6:45〜 |
参加受付 | 6:45〜 |
参加確認 | 7:00〜7:15 |
車両検査 | 7:15〜7:45 |
メディカルチェック | 7:15〜7:45 |
フリー走行 | 8:00〜8:20 |
ブリーフィング | 8:30〜8:45 |
公式予選 | 9:00〜9:15 |
ゼイゼイ言いながら車両をレース仕様に変更(解説A)し、
[解説A:レース仕様に変更]
車検までの30分間で行わなければならない作業内容と
計算上の時間はこんな感じ。無理っす!
1. 荷物降ろし | 5分 |
2. タイヤ交換 | 12分 |
3. 牽引フック取付 | 3分 |
4. 車番計測装置取付 | 2分 |
5. コンピュータ交換 | 2分 |
6. ゼッケン貼付 | 6分 |
車検とメディカルチェックを済ませて迎えたフリー走行は、セッティング変更の時間なんて取れるはずもなくドライセッティングのまま。
1周目は路面状況確認のため、ゆっくりと周回します。でも、そぉーっと入って行ってるつもりなのに、ハイポイントコーナーでいきなりの1回転。たぶん黄旗第一号です。
で、気を取り直して再スタートしたらダッシュボードに書類を発見。ピットインして書類を処分。準備が慌しかったせいですね。
そして2周目、今度はレインボーコーナーで1回転。さらに馬の背でも1回転。お話になりません。4周目まで全周回でスピンです。リアの流れ出しが唐突でまったく対応できません。
止まりそうなスピードで無事周回した5周目のタイムは、2'38.222で23台中19番目。(涙)
朝のフリー走行
ピットロード出口のホワイトラインカットでお叱りを受けました。毎回何かしら叱られてるし。(反省)
ブリーフィング終了から予選開始までは15分。実質10分くらいしか時間がありませんので、即席のレインセッティング(解説B)で予選アタック開始です。
[解説B:即席のレインセッティング]
リアタイヤのグリップを上げるために、リアダンパーの減衰力を最弱(1/8)に変更。リアタイヤの空気圧は1.8kg/cm2まで落としましたが、これはドライコンディションのときの手法。後日知りましたが、レインコンディションでは内圧の上昇を早めるためにエアを高めにしないとダメらしい。
しかし、セッティングを変更しても車の挙動はおんなじ。やっぱりスピンの繰り返しです。最終ラップなんて最終コーナーで右一回転、左一回転の大スピン。後続の皆さんゴメンナサイ。
結局スピンしなかったのは、黄旗だらけでゆっくり周回した3周目のみ。このときのタイムが2'36.434で19番グリッド決定です。ちなみにポールタイムは2'19.874。
予選もフルウェット
今回のKei Sport CUPエントラントのパドックは、駐車場からレンタルガレージ前にグレードアップしてました。うちのパラソルはグレードアップしていません。(笑)
Kei
Sport CUPのパドック
最終コーナーの大スピンですっかり「ビビリ」が入ってしまいました。なぜこんなにスピンするのか原因不明です。(←実はセッティングの間違い)
雨は止みそうにないし、リアの唐突な流れ出しが怖いし、リアの車高ダウンにトライです。超安定走行のため車高を限界まで下げました。
しかも決勝は「参加するだけ」に作戦変更。作戦名は「完熟走行」。スタートだけ頑張って(解説C)、あとは熱くなった人達が濡れた路面でコースアウトするのを待つという消極的な作戦です。
[解説C:スタートだけ頑張って]
指定タイヤのBS RE88は、雨だとまったくトラクションがかかりません。スタートで回転を上げるとホイールスピンを抑えるのに一苦労。今回はほぼ最後尾で失うものがありませんので、まったく回転を上げないアイドリングスタートにチャレンジです。(笑)
セッティング変更
SUGOの19番グリッドは、10列目イン側。坂の途中です。
スターティンググリッド
後方から見るとこんな感じ。サイドブレーキ下ろしたらバックするかも?
なんて後方のグリッドなんでしょう(笑)
フォーメーションラップで3,000回転スタートを試してみたら、案の定タイヤが空転して前に進みません。「こりゃいけるかも(ニヤリ)」
今回はフォーメーションラップでコースアウトする車両もなく(笑)、全車無事にスターティンググリッドへ。
そしてレッドシグナル消灯!
まったくホイールスピンなしのアイドリングスタートが決まって、18番手の車両を簡単にパス。そのままの順位を保って絶対に無理をしない完熟走行が続きます。
スタート
(写真提供:スズキモータースポーツアソシエーション)
決勝はスローイン・スローアウト
途中、ヘアピンの黄旗振動(解説D)でチョット強めにブレーキングしたら、右半分をダートに落としてヒヤッとしましたが、なんとか無事復帰。
[解説D:黄旗振動]
オフィシャルが表示する黄旗には、コース外に車両が止まった「黄旗静止」とコース内に車両が止まった「黄旗振動」があります。黄旗振動では停止できる程度まで徐行しなければなりません。こいつでブレーキロック。危なく飛び出すところでした。(汗)
その後もコースアウトした車両を横目で見ながら安全走行。4番手上げて15位でゴールです。まともに抜いたのはスタートの1台だけ。ベストラップは2'33.604。「う〜む。」
雨のレースで大きな課題をいただいてしまいました。練習しかないのでしょうか? 柔らかいリアスプリング購入で解決するのでしょうか?「う〜む。」
開催年度 | 2001年〜2004年 |
レース車両 | HN22S型 スズキ Kei Sport R |
レース規定 | Nゼロ(ナンバー付き) |
開催地 | 東日本シリーズ:筑波サーキット・ツインリンクもてぎ、西日本シリーズ:セントラルサーキット、 南日本シリーズ:オートポリス、北日本シリーズ:スポーツランドSUGO |
特記事項 | 2001年は筑波のみのプレシーズン。2002年から全国展開。 2004年6月、車両のリコール問題に端を発し消滅。 |
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