Kei Sport CUP東日本第3戦は、スズキフェスティバル2003 in Tsukubaという2輪+4輪のお祭りに組み込まれました。
で、通常のAパドックはイベントで使えず、Kei Sport CUPエントラントへ割り当てられたのは何にもないBパドック。
とっても寂しいBパドック
ちなみに某VW社がBパドックを使うとこんな感じになります。この差は何?
参考資料
Lupo GTI Cup (2003.5.18)
実はそんなことを気にしてる余裕は全然ありません。東日本シリーズは、第3戦までの結果でキングオブキングスへの出場権(解説@)が決定してしまうんです。
[解説@:キングオブキングスへの出場権]
レギュレーションでは「各シリーズの大会平均予選出走台数をもとに、按分比率(%)によりチャンピオン戦の参加台数枠を算出する。」 しかも、「参加台数枠の決定時期は、例え最終戦が終了していないシリーズがあっても9月末時点とする。」となっています。
【2003.10.20 チョット訂正】
「出場権」ではなく、「出場枠」のマチガイでした。9/30日の時点(東日本だと第3戦)で各シリーズからの出場台数が決定します。最終的にはシリーズ終了時点のポイント上位から、ここで決定した台数がキングオブキングスへの出場権を得ることになります。
去年の東日本シリーズの実績では、シリーズ11位までに出場権(解説A)が与えられました。今年のキングオブキングスは、SUGO開催なんで去年より参加台数に余裕があるんですが、自分は現在シリーズ11位で崖っぷち。今回はなんとしてもポイントゲットしなければ赤信号です。
[解説A:シリーズ11位までに出場権]
去年のキングオブキングスは、筑波サーキットで開催されたため、参加台数枠が36台。北日本から7台、東日本から11台、西日本から8台、南日本から10台という按分比率でした。今年はスポーツランドSUGOで開催されるので、参加台数枠が45台。去年より台数に余裕がありますが、比率は平均予選出走台数で計算。9月末までわかりません。
レース当日の天気予報は雨。自称レインセッティングでサーキット入り。「って、雨降ってねーじゃん!」 どーしましょ?
雨に備えてセッティングしたビーチパラソルが貧乏くさい。(笑)
ところで今回の東日本第3戦。いつもと進行が違い、予選の前に10分間のフリー走行が設定されています。しかもフリー走行と予選は、A組・B組と18台ずつに振り分けられてコースイン。うまく行けば全周回クリアラップ?
とりあえずセッティングを変えずにコースイン。これが曲がらない。フロントが入らず大アンダー。ラップタイムは20秒前半。走行後ダンパーの硬さをフロント3、リア7に上げました。
気温が低いせいか昨日よりエンジンのピックアップがGOOD! この車、外気温でエンジンのピックアップが全然違います。
フリー走行で22号車にあおられる25号車
またまたタイミングを見計らって速い車の後ろにつく作戦。前年度チャンプの22号車をマークしたいのですが、整列する気配なし。7号車と28号車が動いたところで3番目に整列。この2台も速いのでグッドポジションです。
そしてアタック開始。目標は4列目(8位)以内ですが、2グループに分かれての予選ですので、4位くらいの位置をキープしないとなりません。
まずは掲示板の4番目に25が。「よっしゃ!」 ところが全周回クリアラップなのに20秒前半のタイムしか出ない。7分くらい経過したところで掲示板から消えてるし。
実は最終コーナー内側の撮影隊(解説B)が気になって最終コーナーを攻められないんです。撮影隊の前でカッコ悪いドアンダーは見せられないし。でもそんなことは言っていられません。ラストラップだけは例のファーストイン・ドアンダー走法。ビデオカメラがこっち向いてました。やばい。(笑)
[解説B:最終コーナー内側の撮影隊]
去年の参加者には、シーズン終了後に 「2002 SUZUKI MOTORSPORT 国内イベント篇」 というビデオが配られたんです。今回はビデオカメラとでっかいマイクを持った撮影隊がウロウロしてました。恐らくこのビデオの撮影です。気になって、気になって。(笑)
結果、ラストラップだけ20秒を切って1'19.924。かろうじてA組6位。ポールタイムはA組の方が良かったのでA組がイン側。総合では11位です。
予選アタックは全周回クリアラップ
決勝直前、待望の雨が降り路面はフルウェット。東日本のエントラントは、雨の経験がないハズ。今回ドライじゃ勝負にならないので心の中は「ふっふっふ」状態。早速ダンパーの硬さを戻し、スターティンググリッドへ整列。
路面はフルウェット
フォーメーションスタートでフロントタイヤのグリップを確認し、リヤタイヤのスライドを確認しながらゆっくりと1コーナーへ。「あれっ!? スピンしてる車両がいる。」 なんとB組ポールの17号車です。少し順位を下げて隊列に復帰しましたが、スターティンググリッドで最後尾に。労せずして10番手スタートです。
スタート
(写真提供:スズキモータースポーツアソシエーション)
そしてレッドシグナル消灯。またまたロケットスタートが決まって1コーナーまでに前走車に並びかけ、立ち上がりでパス。
続くコーナーごとに1台ずつパスして最終コーナーでは6番手あたり。なんか足回りのセッティングがドンピシャで簡単にオーバーテイク。で、チョーシこいて最終コーナー出口で前走車のインに入ったら...。
「クルッ!」
と一回転。後続は大混乱。
他のエントラントの皆様には大変ご迷惑をおかけしました。自分の未熟さから招いた失態に深く反省しております。申し訳ありませんでした。m(__)m
ほぼ最下位近くまで落ちて「ぷちっ!」と切れました。猛然と14番手あたりまで追い上げたんですが、2周目で前走者を追い抜くタイミングを見誤り(解説C)、結果的に黄旗無視...。
[解説C:タイミングを見誤り]
最終コーナーポストの黄旗を確認。コントロールポストにはグリーンが出ていたので、コントロールラインに合わせて前走者を抜いたつもりが黄旗無視の裁定。ひどい…。
レース後、コントロールタワーに呼ばれて厳重注意。もちろん小心者は言い返すこともできず(というか自分のスピンが招いた黄旗なので)1周減算のペナルティーをいただいて18位となりました。(涙)
シリーズランキングは13位に後退。さて困った...。
開催年度 | 2001年〜2004年 |
レース車両 | HN22S型 スズキ Kei Sport R |
レース規定 | Nゼロ(ナンバー付き) |
開催地 | 東日本シリーズ:筑波サーキット・ツインリンクもてぎ、西日本シリーズ:セントラルサーキット、 南日本シリーズ:オートポリス、北日本シリーズ:スポーツランドSUGO |
特記事項 | 2001年は筑波のみのプレシーズン。2002年から全国展開。 2004年6月、車両のリコール問題に端を発し消滅。 |
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