Release Date: 2003/04/28
2003 MOTEGI CHAMPION CUP

2003 スズキ Kei Sport CUP 東日本シリーズ第2戦 (2003.4.27)

初のもてぎ戦

昨シーズンまでのKei Sport CUP東日本シリーズは筑波サーキットのみの開催でしたが、今シーズンは1戦だけツインリンクもてぎでの開催が決定。今回の第2戦がもてぎ戦です。

初開催となるツインリンクもてぎ。エントラント全員がKeiでは走ったことがないんです(解説@)。ということで、第2戦参加者のために前日と当日の朝に占有走行枠が設けられました。

[解説@:Keiでは走ったことがないんです]
もてぎのスポーツ走行枠は軽自動車での走行が禁止です。だからKeiでは誰も走ったことがありません。しかもほとんどのエントラントがもてぎ初体験。ここでのレース経験がある自分にとって今シーズン最大のチャンス到来?

私の自宅から現地までは渋滞なしの田舎道で約60km。前日の2本の占有走行枠で感触を確かめ余裕の帰宅。1本目がウェットコンディションで必殺技の「ファースト・イン・コースアウト」が炸裂し、サンドトラップに埋まったのは内緒です。(笑)

前日の占有走行


当日は朝から雨

当日の栃木県南部の天気予報は、降水確率ゼロで曇りのち晴れ。ところが現地は朝から雨。ゲートオープンの頃にやっと降り止んだという状況。路面コンディションは当然ウェットです。

でも予選時にはドライになると予想されるので、わざわざ危険を冒して(解説A)ウェット路面を走る必要はないでしょう。あっさりパスです。

[解説A:わざわざ危険を冒して]
前日に設けられた占有枠を走行したので、ブレーキングポイントやギヤの守備範囲は確認済み。万が一、濡れた路面に足をすくわれてクラッシュ→決勝出場断念。なんてことは避けたかったのでパスしました。当日ぶっつけ本番のエントラントは走ったようです。で、2〜3台がサンドトラップに...。


公式予選

Kei Sport CUPの予選は、FJ1600、CIVICワンメイクに続いて3番目。天候も回復し、コースは完全にドライです。セッティングは前日の練習のまま。このコースはKeiだと1周3分弱と予想されるので、15分の予選ではうまくいっても6周が限界。早めのコースインで目一杯行くしかありません。運良く第1戦のポールシッター29号車さんの後ろにつくことができました。

29号車(手前)を追いかける25号車の自分

予選で好タイムをマークする一番簡単な方法は、自分より速い車を追いかけること。気合一発の追走で練習のときのタイムを約2秒更新!

予選タイムは2'51.965。リザルトは31台中8番手。29号車さんからは1秒以内のタイムです。ところがポールタイムは2'48.405。なんと3.560秒も離されてしまいました。トップ3台は2分50秒を切る異次元の世界。「なんでだぁー!」(解説B)

[解説B:なんでだぁー!]
ポールの車両は戦闘力がアップしたマイナーチェンジ後の車両でした。開幕戦では卸したてで中段に埋もれていましたが、慣らしも終わったようでついに本領発揮です。


決勝(7周)

予選8番手は4列目イン側。前回のような失態(解説C)を演じなければ、スタートで1台くらいパスできるかも。

[解説C:前回のような失態] 前回っていうか毎回なんですが、スタートが超ヘタクソ。前回は3台に抜かれました。実はスタートで順位を上げたことは一度もありません。

8番グリッド

もてぎのWEBカメラ

そのスタートはナイスなクラッチミートで自分的には120点。奇跡的に予選順位のままで1コーナーへ。

予選順位のままで1コーナーへ
(写真提供:スズキモータースポーツアソシエーション)

レースはトップの2台が異次元の速さで逃げてしまいましたが、3〜6番手の第2集団、それを追う7〜10番手の第3集団で激しい競り合い。で、第3集団先頭の7番手の車両はシケインがに苦手っぽい。おかげでストレートは超ダンゴ状態。ところがこの車両のブロックがキツクてあと一歩で届かない。

そして5周目(たぶん)、4番手を走行していた車両がブレーキングミス(たぶん)で4コーナーを直進。そのままサンドトラップでストップ。「ヤリッ」と小さくガッツポーズ。労せずして7番手に浮上です。

ダンゴ状態の第3集団

結局、前走者を抜けずに7位でチェッカー。また車検場には行けずに(解説D)パルクフェルメで車両保管。当然、賞金には手が届きませんでした。

パルクフェルメ

[解説D:また車検場には行けずに]
1位から6位までの車両には再車検が行われます。7位以降は単なる車両保管。


懺悔タイム

決勝中のベストタイムは2'51.917。トップからのタイム差は22秒817。まあ、3位の車両でさえ2位とのタイム差が16秒922ですから、トップ2台は別クラスって感じですね。ちなみにトップ2台はマイナー後の新型車両です。

タイヤ抽選会

毎回、7位以降の参加者に対して行われるタイヤ抽選会。指定タイヤのRE88が2本ずつ2名に当たります。なんと! 当たってしまいました。5位、6位の賞金1万円とタイヤ2本のプレゼント。天秤に掛けたらどっち?(笑)

今回こそと期待されていた皆さん(いるのか?)、またまたゴメンなさい。次戦は2003年5月24日の北日本シリーズ第2戦にスポット参戦です。サーキットはスポーツランドSUGO。入賞 完走が目標です。



[スズキ Kei Sport CUP]
開催年度 2001年〜2004年
レース車両 HN22S型 スズキ Kei Sport R
レース規定 Nゼロ(ナンバー付き)
開催地 東日本シリーズ:筑波サーキット・ツインリンクもてぎ、西日本シリーズ:セントラルサーキット、
南日本シリーズ:オートポリス、北日本シリーズ:スポーツランドSUGO
特記事項 2001年は筑波のみのプレシーズン。2002年から全国展開。
2004年6月、車両のリコール問題に端を発し消滅。